こんにちは、街ぐるり管理人です。今度から「NABE」を名乗ろうと思います。
旧知の方はそう呼んくれます。
WordPressのプラグインだけで会員サイトを作ることは可能?
答:はい、可能です。
先ず、こちらの説明をする前に、これを読んでいる人は、ある程度、Wordpressについて予備知識があると想定して書かせて頂きますが、念のために、事前に5つのことを確認してください。
- WordPressは、「投稿」と「固定ページ」そして「メディア」という3項目で成立しています。
- 「投稿」はその名の通り、主にブログなどのような、毎回、変化のある文章を書き込むために用意されています。
- 「固定ページ」もその名の通り、一度書いたら、頻繁に変化することのないページの為に用意されています。
- 記事を書いたり、ページを作成するには、Wordpressにログインしなければなりません。ログインしなければ何も出来ません。
- 書き込みを行うユーザーには種類があり、その種類は以下に分類されています。
権限内訳 | 管理者 | 編集者 | 投稿者 | 寄稿者 | 購読者 |
---|---|---|---|---|---|
テーマの変更や編集 | 〇 | ||||
プラグインの設定 | 〇 | ||||
ユーザーの追加や編集 | 〇 | ||||
各種設定の編集 | 〇 | ||||
コメントの承認 | 〇 | 〇 | |||
カテゴリーの管理 | 〇 | 〇 | |||
リンクの管理 | 〇 | 〇 | |||
既存の記事の編集 | 〇 | 〇 | |||
固定ページの編集 | 〇 | 〇 | |||
メディアライブラリの管理 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
新規記事の投稿 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
新規記事の作成や編集 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
閲覧 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
街ぐるりが、会員機能を付けて実現したかったことは、
WordPressにログインすることなく、スポット情報を登録可能にする!
です。
WordPressで会員制サイトを作るのは、そんなに難しくありません。条件にもよりますが、最低、CSSだけ書ければ、「PHP」も「Javascript」も書けなくていいです。どこかの誰かが親切に書いてくれたコードを意味を理解してコピペすればいいのです。
この「街ぐるり」も、ついこの間まで会員機能を付けていました。そして作っている私自身ノンプログラマーです。生まれつき、何の取り柄もありませんw(全くプログラムが書けないかって言ったら嘘になりますが、arrayってナンジャラホイ?ってレベルでPHP書いたりしてます。)
作る前に、まず、大まかな設計を考えました。
- スポット情報の書き込み先として、「投稿」はブログに使いたいので、「投稿」と「固定ページ」の他に、独自の「スポット」という投稿グループを作成し、そこへ登録するようにしたい。
- 書き込みが出来るユーザーは、上記の表にあるWordpressの権限ユーザーではなく、独自のユーザー「スポット登録者」を作り、これを会員に割り当てる。
他、会員登録はどうするか、退会はどうするか、など細かい部分は、今は考えなくて大丈夫です。
WordPressで会員制サイトを作るときに、あった方が良いプラグインは以下になります。
- Custom Post Type UI
- Advanced Custom Field
- Ultimate Member
- WP User Frontend
1.Custom Post Type UI
先ほど、大まかな設計で書いた、[ 1.スポット情報の書き込み先として、「投稿」はブログに使いたいので、「投稿」と「固定ページ」の他に、独自の「スポット」という投稿グループを作成し、そこへ登録するようにしたい。]と書きましたが、それをを実現してくれます。
2.Advanced Custom Field
CPT UIで作成した、コンテンツ登録先(街ぐるりでは「スポット」)に登録する内容(項目)を設定します。
3.Ultimate Member
これも、大まかな設計で書いた[ 2.書き込みが出来るユーザーは、上記の表にあるWordpressの権限ユーザーではなく、独自のユーザー「スポット登録者」を作り、これを会員に割り当てる。]を実現します。
4.WP User Frontend
これは、赤文字で書かれた最終目的、[ WordPressにログインすることなく、スポット情報を登録可能にする!]で使用されます。
「WordPressでプラグインを駆使して会員制サイトを作る①」では、ACFの使い方から説明していきます。
Custom Post Type UI
Custom Post Typeは、Wordpressに用意されている「投稿」とは別に、新たな「投稿タイプ」を作ってくれます。そしてそれに付随するカテゴリー、タグの作成を行います。これを「タクソノミー」と言います。
例えば、商品販売のサイトを制作しているとします。そしてたまにブログも書いたりするとします。これを全て「投稿」と「投稿」にある「カテゴリ」と「タグ」だけで管理していと、どうしても煩雑になってしまいますので、そこで「商品」という投稿タイプを作り、商品カテゴリー、商品タグを作ってしまえば、ブログとは完全に分けて管理できるようになり管理がしやすくなります。
Custom Post Typeは、そんな時に活躍するプラグインです。
設定項目を見るととても多く感じますが、実際に設定する部分はほんの僅かですので頑張って設定しましょう。