あー、ちなみに、パンチラじゃないっすよ? パンテラ「Pantera」です。パンチラの動画じゃなくて、パンテラの動画です!
音楽で、ラップと、メロディの中間って、考えたことありますか?
80年代後半、そして90年代、メタルシーンは、メタリカ、スレイヤー、エクソダス、アンスラックス、テスタメントなど、こてこてのスラッシュメタルがハード系音楽業界を席巻していたわけですが、そこに突如現れたのがテキサス州、パンテゴ出身のパンテラなわけです。
ちなみに、これら以前のメタルを「NWOBHM」と言ったりします。書いていて非常に懐かしい言葉です。ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビー・メタルと読みますw
僕が初めてパンテラを聞いたのは、その頃は、ずーっと渋谷に住んでいたのですが、夜中の何の番組かは忘れましたが、スポンサーが丸井の番組ですね。えーっと、本来は、エンディングにジーザス・ジョーンズのライト・ヒア・ライト・ナウが流れるはずの番組で、パンテラのPVが流れて「メタリカより、こんなにハードなバンドがいたのか?!」と、かなりの衝撃を受けた記憶があります。流れたPV曲は、「This Love」で、ハード系のバンドが「LOVE」という言葉をシャウトしているという、とんでもないインパクトで、衝撃的でした。This Lov、カッコ良過ぎでしたね。
ラップでもなく、メロディも少ない微妙な感じが、当時、新しかったのですよ。そして、演奏テクニックが驚異的に高く、これ以降に出てくるハード系ラップバンドには無い、古き良き時代のテクニック志向が残っていることも注目でしたね。もちろん、ライヴも行きましたが、残念ながら、渋谷のNHKホールだったんですよね、こういうバンドはホール向きではないと思うわけで。
演奏中、観客の誰かがフィル・アンセルモ(ボーカル)に中指を立てたことにより、フィル・アンセルモがステージ上から「てめぇ、その喧嘩買ってやるから、来いよ!」的な流れがあったりと、まぁまぁ、面白かった記憶があります。当時、自分もなかなかのジャンキーでしたが、メンバーの彼女達が観客席の自分の後ろの方にいて、これもまた、なかなかのジャンキーっぷりでした。見た目のままというか、NHKホールの椅子、破壊する気?みたいなw
ちなみに、オープニングアクトは、「ホワイト・ゾンビ」でした。余談ですが、ホワイトゾンビは、ジャンルは、インダストリアル系と言われてました。
で、自分が好きなバンドは大体が、メンバーの誰かが早死にするのですが、パンテラも、その超絶なテクニシャンのギターリストであるダイヤモンド・ダレル様が、ライブ中に至近距離から頭を銃で撃たれお亡くなりになりました。彼のような、テクニックだけではなく、とてつもない個性がプラスされているギターリストってのは、なかなか出てこないので、かなり痛手であると思うわけです。ちなみにドラムとは兄弟です。